ニュースなどでも取り上げられている話題のユニバーサルマナー検定ですが、いったいどんな検定なのでしょうか。また、この資格を取得することによってどんなメリットがあるのか少し考えてみましょう。
ユニバーサルマナー検定2級・3級・準3級の概要
ユニバーサルマナー検定とは弱い立場の人の視点に立って考える能力を判定するための資格です。障害者や高齢者などが車いすを利用しているときに、相手の立場になって考えて、どのようなサポートが必要なのか、どんな言葉をかけてもらうとうれしいのかなど、観察したり共感したりする能力を証明するのがユニバーサルマナー検定です。
ユニバーサルマナー検定を通して相手の状況をきちんと理解するためにどんなマインドとアクションが必要かを学習することができますし、サポートをされる障害を持つ相手が安心感を感じるためにはどんな工夫をすべきかなども学んでいくことができます。
ユニバーサルマナー検定の試験内容というのは実際に自ら障害を持つ講師たちが監修しているので、非常に実践的ですし、サポートを受ける側の正直な要望が反映されていると言えます。
ユニバーサルマナー検定の準3級はインターネットで気軽に受けることができる資格試験となっています。一方、3級は講座を受けることによって取得することができる無試験型の資格となっています。3級の講座の内容は高齢者や障害者と向き合っていくときにどんな声かけをすることができるのかとか、サポートが必要な人に関係するマークの名称や意味について学んでいきます。
ユニバーサルマナー検定2級を取得するには受験資格があり、すでに3級を取得していなければなりません。ユニバーサルマナー検定2級の場合は講義を受け、尚且つ試験を受けて初めて合格することができます。講義の内容は車いすを自分が操作するとしたらどんなトラブルを経験するのかなど実践を重視したものとなります。
ユニバーサルマナー検定2級の講義は体験型のプログラムが多く含まれており、より実際的な知識を得るために役立つというコメントがありとても人気です。援助が必要な方をただサポートするためではなく、相手が心地よく感じるサポートができるようになることがこの2級の目的です。さらに、視覚障害者や聴覚障害者へのサポート方法などを学ぶこともできます。
この資格を取得することによって、どんなに良い動機があっても独りよがりなサポートになってしまいかねない障害者たちへの援助を、より現実的で実践的なものにできるというメリットがあります。
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