飲食業のサービスのプロとして働くことができるレストランサービス技能士になるには資格試験を受ける必要があります。では、レストランサービス技能士受験資格はどのようなものなのか、また資格試験の問題はどのようなものが扱われるのか調べてみましょう。
レストランサービス技能士の受験資格と問題内容
レストランサービス技能士受験資格は細かく分かれているのが特徴です。それは、この資格が国家資格であるために、比較的厳しめの受験資格が設けられていると言えるでしょう。
まず、3級はすでに学校などでレストランの料飲サービスに関する学科を修了していること、そしてレストランなどで料飲サービス業務に1年以上携っていることが資格となっています。
2級になると、3級と同じように学校や職業訓練などで料飲サービスについての学科や訓練を修了していること、そしてすでに3級の合格者であり、3級取得後に2年以上実務経験をしていることなどが含まれています。
1級では、大学で料飲サービスについての学科を修了していて、その卒業後に料飲サービスの実務に8年以上就いていること、また高等学校で料飲サービスの学科を修了している場合は実務経験が10年以上必要となります。もしくは、レストランなどで料飲サービス業務を11年以上しているか、レストランサービス技能士級を合格してその後に4年以上の実務経験があることがレストランサービス技能士受験資格となっています。
レストランサービス技能士の資格試験の内容は2級と3級は学科試験と実技試験の二つに分かれています。学科試験では食品衛生や公衆衛生について出題されたり、料飲サービス一般や日本の食文化のこと、さらには飲食業の施設の一般的な管理をどうしていくかなどが扱われます。そして、サービス業においては避けては通れないクレーム処理をどのようにしていくかなどについても出題されます。実技試験では接客のマナーやテーブルサービスをどれだけ質の高いものを提供できるかが試されます。
1級も学科と実技に分かれており、学科試験では2級や3級と同じようなテーマの出題となりますがさらに込み入った事例などが扱われます。実技試験ではワゴンサービスなどについて吟味されます。
レストランサービス技能士の資格試験での合格基準はどの級でも100点満点の中で60点以上が合格ラインとなっており、学科試験を合格しても実技で落ちてしまった場合は、2年間は学科試験が免除されます。
レストランサービス技能士受験資格や問題内容にきちんと精通して良い準備を行っていきましょう。
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