職場で働くときに常識を知っているかどうかは人間関係を上手に進めていく上でとても大切なことですが、ビジネス実務マナー検定はその職場での常識を身につけるのに役立ちます。では、ビジネス実務マナー検定試験の概要と難易度について調べてみましょう。
ビジネス実務マナー検定試験の概要と難易度
ビジネス実務マナー検定試験では職場で人間関係を築いたり、保ったりしていくためにどんなビジネスルールを知っておくべきかが扱われます。試験内容は、ビジネスの現場でどんな資質が必要とされていくのかから始まり、企業の中での仕事のこなし方、また技能の高め方などが出題されていきます。
このビジネス実務マナー検定試験は1級から3級あり、2級と3級はマークシートによる試験となっていますが、一部記述問題もあります。1級の場合はすべてが記述問題となっており、面接試験やロールプレイングによる試験もあります。
ビジネス実務マナー検定試験のうれしいところは受験資格に制限はなく、誰でも受験することができることです。試験会場も各地で開催されており、受験料は3級が2500円で2級が3800円、そして1級が5600円となっています。2級と3級を一緒に受けると割引があり6300円で受けられたり1級と2級を一緒に受けると9400円となったり、受験料の割引制度があるのも覚えておきたいポイントです。
ビジネス実務マナー検定試験はすでに51回ほど行われており、合格率は2級で約64パーセント、3級で約65パーセントとなっています。そして最上級の1級に関しては約21パーセントとなっているのでかなり1級の難易度が高いことが分かるでしょう。しかし、2級や3級に関しては受験者の半数以上が合格できることから、ある程度の勉強をしていれば合格できる難易度であることが分かります。
このビジネス実務マナー検定試験の合格基準は理論と実技のそれぞれの分野で6割以上の得点を挙げていれば良いというものです。
もしビジネス実務マナー検定を取得しているなら企業に対してマナーや一般常識の点でアピールできますし、2級以降は自分のビジネス処理能力を示すことができるので就職にも有利になると言われています。採用をする側は新入社員が即戦力となるかどうかよりも、きちんと対人関係を築いていくことができるかとか上司やお得意先に正しい言葉遣いができるかどうかを重視しますので、この資格を取得していることは採用する側にとっては安心材料となるでしょう。
ビジネス実務マナー検定試験に合格できるように、過去問などを使いながらしっかり勉強していきたいと思います。
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